BlogS&Cコーチ 小川航平 | CSCS

トレーニング

【アスリート向け】指導者やトレーナーから”自分に最適なアドバイスがもらえる質問”のコツ

・指導者やトレーナーから最適なアドバイスをもらいたい!!

・でも質問が苦手で、欲しい情報が聞けない…

・うまく質問できず、いつも相手に困った顔されてしまう…

といったアスリートはいませんか?

本記事を読めば、

①指導者やトレーナーが回答に困る質問

②指導者やトレーナーから最適なアドバイスがもらえる質問

を知ることができます。

記事を書いている私は、スポーツ現場で6年以上活動しているトレーニングーコーチで、アスリートから多くの質問を受けています。

アスリートの中には、答えに困ってしまうような質問をしてくる選手と、非常に回答しやすい質問をしてくる選手が存在します。

聞き方一つで、指導者やトレーナーからもらえるアドバイスの質は大きく変わってきます。

どんな質問をすれば、最適なアドバイスがもらいやすいのか?を本記事では解説していきます。

目次

【アスリート向け】指導者やトレーナーから”自分に最適なアドバイスがもらえる質問”のコツ

記事の前半では、
「指導者やトレーナーが回答に困る質問」
について解説します。

後半では、
「指導者やトレーナーから最適なアドバイスがもらえる質問」
について解説していきます。

1.指導者やトレーナーが回答に困る質問

・体幹強くしたいので、いい体幹トレーニング教えてください!!
・リスト(手首)のトレーニング教えてください!!
・どんなプロテイン飲んだらいいですか?
といった質問。

一見、普通の質問ですが、こういった質問をされると指導者やトレーナーが困ります。

なぜなら、そういった質問に答えるには、
・なぜ、それが必要だと思ったのか?
・あなたにとって本当にそれは必要なのか?
・他に優先してやるべきことはないのか?
といった情報が必要だからです。

これらの情報がないと、適切なアドバイスは難しいです。

「体幹が弱いので、いい体幹トレーニング教えてください!!」

という質問を例に、上記の情報の重要性を解説します。

▼なぜ、それが必要だと思ったのか?

「体幹が弱いので」とありますが、そもそもなぜ体幹を強くする必要があるのか?をきちんと把握しておかないと、アドバイスの方向性を間違えます。
 
 具体的には
 ・競技力や傷害予防のため
 ・リハビリのため
 ・腹筋を割るため
といった目的ごとに、最適なプログラムは異なります。

したがって、なぜ体幹トレーニングをするのか?という情報がないと、見当違いのアドバイスになってしまうことがあります。

▼あなたにとって本当にそれは必要なのか?

「体幹が弱いので」とありますが、本当に体幹が弱いんでしょうか?
適切に測定や評価を実施しないと、間違ったポイントに介入してしまいます。

体幹の弱さを示すデータ(例:体力テストの結果など)はあるのでしょうか?
もしくは、弱いと感じているだけなのでしょうか?
 
本当に弱いのであれば、強化することによる価値は大きいです。
しかし、弱いと感じているだけで、実は弱くないというパターンも十分にあり得ます。

適切な測定や評価を行わず感覚だけで判断すると、優先的に介入すべきポイントを間違えることになります。

したがって、あなたにとって本当にそれは必要なのか?という情報なしに、あなたに最適なアドバイスをすることは困難なのです。

▼他に優先してやるべきことはないのか?

体幹の強化が必要だとしても、他にもっと優先すべきことがあれば、そちらを実施した方がいいはずです。

パフォーマンスを制限したり、怪我の原因になりやすいのは、機能の低い部位です。
したがって、機能の低い部位は優先的に改善すべきです。
 
「体幹が強ければパフォーマンスが上がる!!だから、体幹を強くしよう!!」のように一つの要素だけで全てを解決しようと考えていると、他の要素を見落としてしまうリスクがあります。

このように、他に優先してやるべきことはないのか?についての情報がないと、もっと有益なアドバイスがあったとしてもできない状況になってしまいます。

2.指導者やトレーナーから最適なアドバイスがもらえる質問

では、指導者やトレーナーから最適なアドバイスがもらえる質問とは、どんな質問なのでしょうか?

それは、

「回答に幅を持たせられる質問」


です。

例えば、
「足を速くするために、どうしたらいいでしょうか?」
「スイングスピードを上げるためには、どうしたらいいでしょうか?」
「筋肉量が少ないのですが、どうしたらいいでしょうか?」
といった質問です。

こういった質問であれば、指導者やトレーナーは様々な角度から回答することができます。
練習法、トレーニング法、食事法など、様々な解決策をあなたに提示することができます。

一方で、「体幹が弱いので、いい体幹トレーニング教えてください!!」という質問には、体幹トレーニングの種類しか回答できません。

仮にあなたにとって体幹トレーニング以外に、もっと優先的に取り組むべきトレーニングがあったとしても「体幹トレーニング教えてください!!」と聞いた時点で、回答の幅は非常に狭くなります。

知識や経験を持つ指導者やトレーナーに質問するチャンスがあるのであれば、「回答に幅を持たせられる質問」をすることで、彼らが知識や経験を最大限発揮してアドバイスしてくれるはずです。

きちんとあなたの情報や意見を伝えることが重要

「回答に幅を持たせられる質問」の際に、
・なぜ、それが必要だと思ったのか?
・あなたにとって本当にそれは必要なのか?
・他に優先してやるべきことはないのか?
に関するあなたの情報や意見も伝えるとGOODです。

こういった情報や意見があれば、より具体的なアドバイスが可能になります。

個人的には、あなたの情報や意見を含めて

「私は〜だと考えているのですが、どうでしょうか?」


という質問をしてくれると、非常に回答しやすいと感じます。

質問が苦手な選手は「私は〜だと考えているのですが、どうでしょうか?」という質問を使ってみてください。

3.まとめ

今回は、指導者やトレーナーから”自分に最適なアドバイスがもらえる質問”のコツについて、トレーニングコーチの立場から解説しました。

指導者やトレーナーに質問する場面があれば、「回答に幅を持たせられる質問」を心がけること。
そうすることで、あなたにとって最適なアドバイスがもらえる可能性は高いはずです。

さらに、
・なぜ、それが必要だと思ったのか?
・あなたにとって本当にそれは必要なのか?
・他に優先してやるべきことはないのか?
に関するあなたの意見も伝えるとGOODです。

私の経験上、選手自身が置かれている状況がわからないとアドバイスしにくいと感じます。
しっかりとあなたの情報や意見を、指導者やトレーナーに伝えるようにしましょう。

質問が苦手な選手は「私は〜だと考えているのですが、どうでしょうか?」という質問の仕方をしてみてください。